方言「あずる」を解説

「あずる」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「あずる」は広島県の方言だよ。

「あずる」は標準語で?

あずる

  標準語で、『てこずる』『あがく』『難儀する』

方言ハチ
方言ハチ

「あずる」は、標準語の『てこずる』『あがく』『難儀する』と同じ意味だよ。

「あずる」はどういう意味?

「あずる」っていう言葉は、広島県でよく使われる方言です。

方言イヌ
方言イヌ

例えばね、何かをするのがすごく大変だったり、うまくいかなかったりする時に使うんだよ。

難しい宿題をしていて、なかなか答えが見つからない時、「この宿題であずってる」と言ったりするんだ。

何かに挑戦していて、それが思ったように進まない時も「あずる」と言います。

「あずる」の語源・由来

方言博士
方言博士

この言葉の由来は、足をバタバタさせるという意味の「足摺る(あしずる)」が転じたものと考えられています。

方言博士
方言博士

また、手こずる、困るの意味でも使われますが、これは「足摺る」が「手足をバタバタさせる」という意味にも使われることから、転用したものと考えられます。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

また、「あずる」という言葉は、苦労や困難を乗り越えるという意味合いを含み、広島県民の生活の中で自然と使われるようになったとも言われています。
このように、「あずる」という言葉は、長い時間を経て、広島県の独特な文化や生活の中で育まれ、現代でも広く使われている方言であります。

「あずる」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

おはよう、けんた。学校、どうじゃった?

方言ペンギン
方言ペンギン

実はな、数学のテストでちょっとあずったわ。問題が難しくてなあ。

方言ネコ
方言ネコ

あらあ、そうじゃったん?数学、苦手じゃもんね。

方言ペンギン
方言ペンギン

うん、ほんまにあずった。でも、最後までやり通したけん、少しはできたと思う。

「あずる」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

この仕事、めっちゃあずってんねん。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

この仕事、とても苦労しているんです。

方言ゾウ
方言ゾウ

試験勉強であずってる。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

試験勉強で苦戦している。

方言ゾウ
方言ゾウ

料理するのが初めてで、ちょっとあずったわ。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

料理をするのが初めてで、少し困ったわ。

方言ゾウ
方言ゾウ

彼、新しいプロジェクトであずってるみたい。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

彼は新しいプロジェクトで苦労しているみたい。

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