方言「ちんちん」を解説

「ちんちん」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「ちんちん」は愛知県の方言だよ。

「ちんちん」は標準語で?

ちんちん

  標準語で、『非常に熱い状態』

方言ハチ
方言ハチ

「ちんちん」は、標準語の『非常に熱い状態』と同じ意味だよ。

「ちんちん」はどういう意味?

「ちんちん」はお湯が非常に熱いさまです。熱いもの一般に対しても使います。

方言イヌ
方言イヌ

例えばさ、夏の日に地面がすごく熱くなっているときとかに使うんだよ。

外で裸足で歩いていて、地面が熱くて「うわ、地面がちんちんだ!」って言ったりするんだ。

それからね、お風呂のお湯がすごく熱いときも「ちんちん」と言うんだよ。

「このお湯、ちんちんだから気をつけてね」とかね。

この「ちんちん」という言葉は、愛知県の人たちにとってはすごく普通の言葉です。

「ちんちん」の語源・由来

方言博士
方言博士

この「ちんちん」はもともとは湯の煮えたぎる音を表す言葉です。

東海地方では、転じて、その煮えたぎったお湯の様子を指すのに用いられます。

さらに熱いもの全般に対して使われるようになりました。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

島崎藤村の『夜明け前』に「鉄瓶の湯もちんちん音がしてきた」という一説があります。

「ちんちん」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

やかんがちんちんになっとるぞ

方言ペンギン
方言ペンギン

ほぉ、そら大変や。さっさと火を消して、やけどせんように気をつけてな。

「ちんちん」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

やかんがちんちんになっとるぞ

標準語ウサギ
標準語ウサギ

やかんが非常に熱くなっているよ

方言ゾウ
方言ゾウ

このお茶、ちんちんやもんで、飲めーへん

標準語ウサギ
標準語ウサギ

このお茶、とても熱くて飲めない

方言ゾウ
方言ゾウ

ぬるぃー風呂は我慢できん。まっとちんちんに焚いとくれん?

標準語ウサギ
標準語ウサギ

ぬるいお風呂は我慢できない。もっと熱く焚いてくれない?

タイトルとURLをコピーしました