方言「だぼ」を解説

「だぼ」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「だぼ」は兵庫県の方言だよ。

「だぼ」は標準語で?

だぼ

  標準語で、『馬鹿』

方言ハチ
方言ハチ

「だぼ」は、標準語の『馬鹿』と同じ意味だよ。

「だぼ」はどういう意味?

「だぼ」はちょっとしたからかいやおどけた感じで「馬鹿」という意味を表します。

方言イヌ
方言イヌ

たとえば、友達が何かおかしなことをしたときに、笑いながら「もう、だぼやな!」って言うことがあるんだ。

これは、「もう、ばかだなあ!」っていう感じのやさしいからかいの言葉なんだよ。
でもね、人を「だぼ」と呼ぶときは、冗談やからかいのときだけにして、相手を傷つけないように気をつけようね。

兵庫県では、この「だぼ」という言葉が、親しい人同士の楽しい会話の中でよく使われます。

「だぼ」の語源・由来

方言博士
方言博士

一つの説は、「だぼがぼ」という擬音語が変化したものだといわれています。

「だぼがぼ」は、水がぶつかって泡立つ音や、おぼれた人が水面でバタバタする音などを表す言葉です。

つまり、「だぼ」は、「馬鹿は水面に浮かぶ泡のように軽薄で、おぼれたようにバタバタしている」という意味で、「馬鹿」を意味するようになったと考えられています。

方言博士
方言博士

もう一つの説は、「だぼ」は、兵庫県の方言で「だらしない」を意味する言葉が変化したものだといわれています。

「だぼ」は、標準語で「だらしがない」を意味する言葉です。

つまり、「だぼ」は、「だらしない人は馬鹿だ」という考えから、「だぼ」が「馬鹿」を意味するようになったと考えられています。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

いずれにしても、「だぼ」という言葉は、兵庫県の文化や生活の中で長い間使われてきた言葉であり、その地域の歴史や人々の感性が反映されている方言の一つです。

「だぼ」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

昨日、友達がまた変なマジックを見せてくれたんやけど、全然うまくいかへんかってん。

方言ペンギン
方言ペンギン

あはは、それはおもしろいな。いつもそんなことしてるって、ちょっとだぼやな。

方言ネコ
方言ネコ

ほんまや。いつもだぼなことばっかりしてるわ。でも、それがまた面白いんよ。

方言ペンギン
方言ペンギン

だぼな友達も、いろんな意味で楽しませてくれるからええよな。

「だぼ」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

彼、また遅刻してきて、先生に怒られてたで。あいつほんまだぼやな。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

彼はまた遅刻してきて、先生に怒られていましたね。彼は本当に馬鹿だな。

方言ゾウ
方言ゾウ

昨日のパーティーで、あのだぼが踊りながらコーヒーこぼしてん。笑けるわ。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

昨日のパーティーで、あの馬鹿が踊りながらコーヒーをこぼしていました。面白かったです。

方言ゾウ
方言ゾウ

テストで全部間違えて、友達に「だぼやな」と言われたわ。

標準語ウサギ
標準語ウサギ

テストで全部間違えて、友達に「馬鹿だね」と言われました。

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