方言「いぎなり」を解説

「いぎなり」はどこの言葉?

方言クマ
方言クマ

「いぎなり」は宮城県の方言だよ。

「いぎなり」は標準語で?

いぎなり

  標準語で、『〈程度・量ともに〉たいへん』『とても』『すごく』

方言ハチ
方言ハチ

「いぎなり」は、標準語の『〈程度・量ともに〉たいへん』『とても』『すごく』と同じ意味だよ。

「いぎなり」はどういう意味?

「いぎなり」は「とても」「非常に」という意味です。共通語の「いきなり」とは似ていて、かつ、違う意味なので、注意が必要です。

方言イヌ
方言イヌ

共通語の「いきなり」は「突然」ということだから、宮城県の人が「いぎなり」って言ったら、

どっちのことかよく聞きとらないといけないね。

「いぎなり」の語源・由来

方言博士
方言博士

この表現の由来や語源について考えると、具体的な起源ははっきりとしていませんが、幾つかの可能性を考察することはできます。

まず、一説には「いぎなり」という言葉は、「意外に」や「意気に」といった言葉が変化したものとされています。

これらの言葉はもともと驚きや予想外の事態を表す際に使われることが多く、「予想外に大きい」「思いのほか」というニュアンスから、「たいへん」「とても」「すごく」という意味を持つようになったと考えられます。

方言博士
方言博士

別の考察としては、「いきなり」という標準語の言葉が地域によって音変化し、「いぎなり」となった可能性も指摘されます。

「いきなり」は突然の意味を持ちますが、この突然性が強調される形で、「非常に」という意味を帯びるようになったのかもしれません。

助手ヒヨコ
助手ヒヨコ

どちらの説も、日常会話の中で自然に使われるようになった結果、現在のような意味を持つようになったと考えられます。

「いぎなり」の使い方

方言ネコ
方言ネコ

いぎなり美味しい

方言ペンギン
方言ペンギン

よかった!
そう言ってもらえたら、ご馳走したかいがあるよ♪

「いぎなり」の例文

方言ゾウ
方言ゾウ

いぎなりはえごだ

標準語ウサギ
標準語ウサギ

とてもはやいね

方言ゾウ
方言ゾウ

いぎなしすげぇ!

標準語ウサギ
標準語ウサギ

とてもすごい!

方言ゾウ
方言ゾウ

いぎなりがおた

標準語ウサギ
標準語ウサギ

たいへんくたびれた

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